セックスは長寿・アンチエイジングの秘訣ですよ。
米食品医薬品局(FDA)が2015年8月18日、女性用の性機能不全治療薬「フリバンセリン」(商品名アディ)を認可したことが報じられました。
フリバンセリンは女性向けの性欲増進ホルモン剤
製造元の米スプラウト・ファーマシューティカルズ社によると、臨床試験では37%の女性に性欲向上効果がみられたとのことです。同社ホワイトヘッドCEOは「この薬は男性機能不全(ED)治療薬のバイアグラとは異なり、性行動を高進するのではなく、性欲の『復活』を感じさせるものだ。」と述べています。
つまり、バイアグラが性欲とは関係なく、男性の身体機能に直接作用するのに対し、フリバンセリンは、神経伝達物質のノルエピネフリンやドーパミンの放出を促進し、気分障害などに関与するセロトニンの値を下げ、抗うつ剤のように脳の中枢神経に作用するということです。
簡単に言うと、バイアグラが勃起させるために陰茎への血流を高める薬であるのに対し、フリバンセリンはホルモンによって性欲そのものを高める薬ということです。
フリバンセリンの副作用に注意
フリバンセリンの副作用としては、めまいや吐き気、倦怠(けんたい)感、眠気があります。フリバンセリンは過去に2回申請が出されましたが副作用の恐れなどを理由に却下された経緯があります。
既往症によっては深刻な副作用が心配されますので、男性のバイアグラ同様に医師の処方箋が必要な医療用医薬品となります。薬局では入手できません。
フリバンセリン「アディ」は毎晩服用が必要なので結構高価
フリバンセリンの商品名は「アディ」。販売予定は2015年10月17日。価格は明らかになっておりませんが、バイアグラと同程度ではないかと思われます。ただし、バイアグラはその都度必要時に服用するのに対し、「アディ」は毎日就寝前に服用する必要があります。
そのため、ひと月あたり400ドル(約49,000円)程度とかなり高価になると思われます。ホワイトヘッドCEOによると保険が適用されれば、月30~75ドル(約3,700~9,300円)で済むとのことです。しかし、保険が適用されるのかどうかは現時点では不明です。
日本の女性も性的欲求低下障害が増加中
性的欲求低下障害(HSDD:hypoactive sexual desire disorder)とは、性行為への関心や性的思考が失われ性欲が減少した状態をさします。原因は、うつ、不安、ストレス、人間関係の問題、過去の経験、薬、ホルモンの変化があげられています。
米国では2002年に実施された調査によると、成人女性の約3分の1は性的欲求低下障害の可能性があるといわれています。
日本はどうでしょうか?
厚生労働省は「男女の生活と意識に関する調査」をテーマにが2年ごとに調査を実施しています。第5回(2010年)は、無作為抽出の16~49歳歳の男女、1540人が回答しました。
この調査によれば下表に示すように、出産適齢期である20~34歳の女性の約3分の1がセックスをすることに、「関心がない+嫌悪している」ことが分かりました。しかも2008年に比べてその割合は増加傾向にあります。
一方、10~20代の男性では、性交渉を嫌う層が2008年から2010年で倍増していて、若年男子の「草食化」が進んでいることが分かります。セックスに関心のない男と女、これでは結婚するカップルが減っていくのも当然です。
表 セックス(性交渉)をすることに、「関心がない+嫌悪している」割合の推移(%)
性別と年齢 | 2008年 | 2010年 |
男性 16~19歳 | 17.5 | 36.1 |
20~24歳 | 11.8 | 21.5 |
25~29歳 | 8.3 | 12.1 |
30~34歳 | 8.2 | 5.8 |
35~39歳 | 9.2 | 17.3 |
40~44歳 | 13.1 | 18.4 |
45~49歳 | 8.7 | 22.1 |
女性 16~19歳 | 46.9 | 58.5 |
20~24歳 | 25.0 | 35.0 |
25~29歳 | 25.0 | 30.6 |
30~34歳 | 30.4 | 45.8 |
35~39歳 | 35.7 | 50.0 |
40~44歳 | 47.5 | 55.6 |
45~49歳 | 45.4 | 58.6 |
HSDD女子と草食男子が少子化の原因だ
また、同調査によると婚姻関係にあるカップルのセックスについて、「1カ月間性交渉をしていない」カップル、いわゆるセックスレス夫婦の割合が、2004年31.9%、2006年34.6%、2008年36.5%、2010年は40.8%と増加の一途を辿っていて、既婚者のセックスレス化が一段と進んでいるとしています。
セックスレスの理由は、男性は「仕事疲れ」「出産後何となく」、女性は「面倒くさい」が26.9%と最も多く、女性の性的な欲求が低下していることがうががえます。マスコミはセックスレス症候群と名づけたりしていますが、これは性的欲求低下障害という病気ではないでしょうか。
子孫を残すという本能を失った草食男子とセックスを毛嫌いする女子が増殖する現代、結婚率の低下と既婚者のセックスレスで少子化が加速するのも無理はありません。
男子にはバイアグラを、女子にはフリバンセリンを無料で配給することも一策かとも思いますが、副作用が心配です。
西洋の合成医薬品はやはり心配という方に、高麗人参がオススメです。高麗人参は、男子にも女子にも同様の効果を発揮します。しかも副作用はありません。
高麗人参は女性の性的欲求低下障害に効果を発揮する
昭和の初めころ、すでに日本でも高麗人参の性的欲求の亢進作用が報告されています。二例紹介します。
一例は、32歳の女性のケースで、1~2年の間に性交時の快感が減少していき、性交に対して嫌悪感すら抱くようになったというものです。治療としては、しばらく性交を禁じて高麗人参を1日3回2錠ずつ服用させたところ、気分が爽快になり、ついには不感症も回復し再び快感を味わうことができるようになりました。
もう一つの例は、36歳の人妻のケースで、3年前に出産して以来しだいに不感症になり、ついにはうつ病を発症してしまいました。数人の医師の治療を受けましたが一向に良くなりませんでした。
人にすすめられて高麗人参を1日4錠服用したところ、しだいに性感が回復し、手足の冷えも治り温かく感じるようになったというのです。さらに性格も明るくなり夫婦生活も円満になったということです。
少ない症例で科学としての統計にはなりませんが、これらの症例にみるような性欲の回復は、高麗人参のもつサポニン類が、性欲中枢を興奮させるのではないかと推測されています。
高麗人参が少子高齢化社会を救う
若い世代に高麗人参を配給することで、草食化した男子は肉食男子に、HSDD女子はセックスの快感を知り、夫婦のセックスレスは解消、そうすれば自ずと子供の数も増えていくでしょう。
また、高齢者にも高麗人参を配給することで、心疾患、ガン、脳血管疾患、認知症などを予防し、健康寿命も延び楽しく最期を迎えることができるでしょう。
日本がこれから迎える少子高齢化社会、何かと不安が多いですが、解決策を不老長寿の霊薬である高麗人参に期待するのはいかがでしょうか。
品質の良い高麗人参を安く皆様に提供できるように、高麗人参の栽培技術のイノベーションに取り組んでいきたいと思っています。