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高麗人参に副作用はあるのでしょうか?

高麗人参
—-漢方薬第一の上品薬には毒素がない—-

高麗人参は漢方薬の本草学において、上品薬に分類され、命を養う不老延年、天上に近付く神仙術に役立つ薬。毒素を含まず、多量に服用しても、長期に服用しても副作用がないとされています。

薬というよりは、健康食品のジャンルに入れる場合もあり、滋養、強壮、強精、疲労回復、体力増進に日々摂取しても問題はないとされています。

メンケン反応とは

メンケンは漢字で「瞑眩」と書きます。 漢方薬の服用を始めた初期段階で現れる反応で、倦怠感や下痢・発熱などの一見、好ましくないように思える症状が出ますが、回復期の一過程であるため、副作用と区別してメンケン反応と呼びます。

メンケン反応は、人によって現れ方がかなり異なり、本人が気づかない程度のものから、意識不明の昏睡状態ものまであります。一般的には、メンケン反応は、薬が病気に適中した証拠として現れる反応です。

メンケン反応の症状としては、だるい、眠いなどの倦怠感を感じたり、便秘、下痢、発汗、腫れ、痛みなど過剰な反応を示したり、湿疹、かゆみ、吹き出物、目やに、大量の便など体内の老廃物が排泄される症状が出たり、胃痛、腹痛、吐き気、発熱、動悸などが現れたりすることがあります。

これらの反応が出た場合、服用する量を減らすか、いったん服用を中止して様子を見ることが大事です。それでも改善が見られない場合は、医師に相談しましょう。