高麗人参は、漢方薬の上品薬に分類され、医食同源のシンボル的な存在です。単体で用いるときは、副作用がないため医師や薬剤師の指導は不要で健康食品として扱われます。一方、薬として扱われるのは、副作用のある漢方薬草と処方される場合で、特効性のある中品薬や下品薬の効果を高め、副作用を和らげる役目をします。
長期服用による副作用はありません
高麗人参を長期服用すると習慣性になる?
なりません。麻薬のような習慣性は生じませんので、安心して長期に服用することが出来ます。
高麗人参を長期服用すると効果が薄れてくる?
おなじ下剤を長く飲んでいると、増量しないと効かないということがあります。高麗人参の場合も、長期服用している方から最近効き方が悪くなったということを聞きます。
これは人参の効き目が減ったのではなく、その人の体質が改善され、以前より人参の要求度が減ったためです。それだけ体の調子が良くなったということです。服用をやめるとしばらく経ってやはり飲んでいたときのほうが調子が良かったと気づかれるでしょう。
高麗人参の長期服用をやめたら悪影響がでる?
ホルモン剤の場合、本来ホルモンは体の中で作られるものだから、長期間服用によって外部から供給されると、体の中(内分泌腺)で作る機能が低下してしまい、服用をやめてしまうとホルモン分泌が減り悪影響が出ます。
しかし人参の場合は、ホルモンを全く含まず、むしろ内分泌腺を根本的に活発にしますから、長期服用後やめても全くその反動はありません。
神農本草経に記されているように「久服軽身延年」、すなわち「長く服用すれば、身体を軽く感じ、長生きをする」ということであります。