悪性新生物(ガン)は日本人の死亡原因のトップで、3人に一人がガンで亡くなっています。昔はガンは死を意味する病気でしたが、現在は健康診断による早期発見と医療の進歩により、ガンは治る病気といわれるようになっています。
しかし、ガンでなくなる方は増加の一途をたどり、死亡原因のトップとなっています。これは、ガンになる確率、すなわち罹患率が大幅に増加しているためです。ガンになる確率は50%とも言われています。もう他人事ではありません。
高齢になるほどガン罹患確率が増加
ガンの罹患率が増加している原因は、寿命が長くなったからです。人間の細胞は、日々新しい細胞と置き換えられています。新しい細胞は、設計図のDNAに従って複製されますが、老化とともにミスコピーが生じます。これがガン細胞の種となります。
免疫力があれば大きくなる前に抹消されますが、免疫力も加齢とともに低下し、ガンを抑えることができなくなります。高齢であることは必然的に、ガンになることを意味します。すなわち長寿はガンになる宿命を負っています。長寿を楽しむためには、ガンを防ぐことを避けて通れません。
高麗人参にはガンに効く成分が入っている!
高麗人参には、主成分のサポニンであるジンセノサイド群の中に”ガンに効く”物質があることが明らかになっています。
・Ginsenoside Rg3には、がん細胞の転移抑制作用、抗がん剤耐性抑制作用、血小板凝集抑制及び抗血栓作用、実験的肝障害抑制作用があり、
・Ginsenoside Rh2には、がん細胞増殖抑制作用、がん細胞再分化誘導促進作用、がん細胞浸潤抑制作用、腫瘍増殖抑制作用、抗がん剤の抗がん活性増大作用があります。
ガン細胞のみをやっつけろ!
近畿大学東洋医学研究所の有地滋博士は、人参サポニンをガン患者に投与したところ、貧血改善、血液凝固促進、白血球およびリンパ球の増加に効果がみられ、人参サポニンがガン組織を選択的に破壊する作用をもっていると報告しています。人参サポニンは、最近注目のミサイル療法剤のように、健康な細胞に作用することなく、ガン細胞のみに特異的に作用する働きがあります。
金沢医大病理学教室の小田島粛夫博士は、ジンセノサイド群に強力な分化誘導作用があることを発見しました。すなわち、ガン細胞の異常増殖を抑えて、正常な細胞としての機能を回復させる作用があるとしています。
さらに興味深いのは、抗ガン作用は体内のガン細胞に直接投与するよりも、経口投与のほうがはるかに効果があったということです。これは、人参サポニンが消化の過程で胃酸やさまざまな酵素の作用を受け分解され、その生成物が代謝に深く関係するためだとされています。
ガン細胞の増殖を防げ!
高麗大学校医科大学の黄祐博士は、人参から抽出した脂溶性成分がマウスの白血病細胞に対して試験管内実験で、また肉腫細胞に対して生体内実験で、それぞれ細胞毒性があるために制ガン効果があると報告しています。のちに、この細胞毒性物質は米国ブラウン大学の車承萬博士によりポリアセチレン系化合物と同定され、パナキシノールと命名されました。
韓国原子力病院長の伊鐸九博士は、人参中の細胞抑制物質が、マウスの白血病細胞と腹水ガン細胞において、核酸とタンパク質の合成を抑制し、ガン細胞の分裂と転移を防止すると報告しています。また、韓国専売庁の紅参の長期投与によって、腫瘍発生率の低下、腫瘍増殖の抑制などが観察されたとしています。
高麗人参を飲んでガンを予防しよう!
ガン対策の最良の方法は、複製ミスのガン細胞を早期に消滅させる免疫力をつける事です。しかし、加齢とともに低下していくのが世の常です。そこでガンの発生率がふえる四十歳以上の人には、高麗人参をふだんから服用することをおすすめします。とくに家系にガン患者がおられる方は、いますぐ服用を始められることをおススメします。