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おたねにんじんを挟み込んだ会津地鶏のソテー、シュープレームソース

高麗人参

前回(2017/05/14)のおたねにんじんチャウダーにつづき、いよいよメインディッシュです。会津にある農家レストラン”くうべえる”の波多野シェフのオリジナルレシピだよ。

お料理名は「おたねにんじんを挟み込んだ会津地鶏のソテー、シュープレームソース」です。

もともと会津地鶏は、450年前から鑑賞用の鶏として飼われいて、会津の春を告げるお彼岸の舞い「会津彼岸獅子」の飾り羽に使われてきたんだ。この純系会津地鶏にホワイトプリマスロックやロードアイランドレッドが交配され食用に適した現在の会津地鶏が誕生したんだよ。

会津地鶏はブロイラーに比べ水分量が少ないため、強火で調理すると固くなってしまうから注意。波多野シェフのレシピ通りすれば、適度にしまり弾力をもったブロイラーには無い「歯ごたえのある」に仕上がりになるよ。噛むほどに「美味い」味に、おたねにんじんの風味が加わり、もうこれは最高!

共に長い歴史をもつ会津地鶏と会津人参が、波多野シェフによってフレンチに化学反応します。

材料・分量(10人前)

会津地鶏もも肉 5枚
生おたねにんじんスライス 30g
バジル 30枚
リンゴ 100g
オリーブオイル 50cc
チキンコンソメ 5g
白ワイン 100cc
生クリーム 200cc
ジャガイモ 2個
かぼちゃ スライス10枚
サツマイモ スライス10枚
トマト スライス10枚
塩、白胡椒 少々

※生のおたねにんじんが入手できない場合は、乾燥品の会津人参小口切15gをぬるま湯で戻してご使用ください。

作り方

①会津地鶏ももの肉と皮の間を包丁で片側だけ剥ぎ、生のおたねにんじんのスライスとバジルをその中に並べる。両面に軽く塩、胡椒で味を付けておく。

②フライパンで焼き色を付け、オーブンで火を通す。(この時、おたねにんじんが挟んであることで適度な焼き加減となる)

高麗人参

③生おたねにんじんとリンゴを皮のまま3ミリ角にカット。オリーブオイルで炒め白ワインを加え1/3まで煮詰め、生クリームとチキンコンソメを加え2/3まで煮詰めたら、味を調える。

④付け合わせとして、ジャガイモのピューレ、野菜のチップス。


コツ・ポイント

会津人参小口切の戻しには3時間ほど見てね。

レシピの生い立ち

福島では300年の歴史のある伝統作物のおたねにんじんで、地域の活性化をしようとしてるんだ。漢方薬の市場だけでなく地産地消するためにみんなで知恵を出し合ってます。そんな中、生まれたのがこのレシピ。

高麗人参

考案者の波多野美津留シャフは、フランス留学後東京の赤坂プリンスホテルやお台場のホテルグランパシフィックメリディアンで腕を磨かれたんだ。東京ディズニシーホテルミラコスタでも腕を振るわれたんだぞ。

12年前に福島に来られ、裏磐梯猫魔ホテルの洋食チーフや磐梯熱海オーベルジュ鈴鐘料理長を歴任された後、道の駅あいづ湯川・会津坂下内にある農家レストラン ”くうべえる” の料理長をされています。

これからも、高麗人参を使った新メニューじゃんじゃんつくってください根!


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    本レシピは、平成29年3月10日若松ガスクッキングスタジオで開催された「おたねにんじん講習会」で披露されたものです。波多野シェフおよび主催者の福島県会津地方振興局のご了解を得て掲載させて頂いております。