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こづゆをオマージュしたおたねにんじんのチャウダー

高麗人参

前回(2017/05/08)はおたねにんじんのオードブルを紹介しました。今回はチャウダーです。コースメニューになっています。会津にある農家レストラン”くうべえる”の波多野シェフのオリジナルレシピだよ。

お料理名は「こづゆをオマージュしたおたねにんじんのチャウダー」です。

こづゆは、福島県会津地方の郷土料理。江戸時代後期から武家や庶民の間で、正月や婚礼などのお祝いの席で振舞われたご馳走なんです。

会津は内陸のため新鮮な魚介類が手に入り難かったため、海産物の乾物にニンジンなどの根菜類、シイタケなどのキノコ類で作った具沢山の汁物です。お祝いの席にしては、決して豪華とは言えませんが、何杯お代わりしても許されます。会津人の質実剛健さを表す料理です。

この伝統料理のこづゆが、波多野シェフによって進化します。

材料・分量(10人前)

1人前当たり90ccほどになります。

玉ねぎ 150g
人参 80g
50g
ブロッコリー軸 50g
生おたねにんじん白毛※ 20g
おたねにんじん乾燥小口切 30g
顆粒ホタテだし 20g
牛乳 300cc
白玉麩 50g粒
三つ葉 10本
オリーブオイル 20g
塩、白胡椒 少々

※生が入手できない場合は、乾燥白毛10gをぬるま湯で戻して使用してね。

作り方

①おたねにんじん乾燥小口切は500ccのぬるま湯で戻しておいてね。(戻し汁にはエキスが出てるので取っておいてね)

②野菜類は5ミリ角のペイザンヌにカット。おたねにんじん白毛は1cmの長さにカット。白玉麩は水で戻しておく。

③鍋にオリーブオイルで野菜類を炒める。

④軽く火が通ったら、おたねにんじんの戻し汁と牛乳、下流出しを加え柔らかくなるまで煮る。仕上げに塩胡椒で味を調える。

⑤器に盛り付け、白玉麩と三つ葉を飾る。

コツ・ポイント

会津人参小口切の戻しには3時間ほど見てね。戻し汁はエキスが出てるから捨てないでね。

レシピの生い立ち

福島では300年の歴史のある伝統作物のおたねにんじんで、地域の活性化をしようとしてるんだ。漢方薬の市場だけでなく地産地消するためにみんなで知恵を出し合ってます。そんな中、生まれたのがこのレシピ。

高麗人参

考案者の波多野美津留シャフは、フランス留学後東京の赤坂プリンスホテルやお台場のホテルグランパシフィックメリディアンで腕を磨かれたんだ。東京ディズニシーホテルミラコスタでも腕を振るわれたんだぞ。

12年前に福島に来られ、裏磐梯猫魔ホテルの洋食チーフや磐梯熱海オーベルジュ鈴鐘料理長を歴任された後、道の駅あいづ湯川・会津坂下内にある農家レストラン ”くうべえる” の料理長をされています。これからも、高麗人参を使った新メニューじゃんじゃんつくってください根!


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☆おたねにんじん乾燥小口切り
こちら⇒ 会津人参生干小口切<20g>
お徳用サイズをお求めの方は⇒ 会津人参生干小口切<100g>

☆おたねにんじん白毛(乾燥)
こちら⇒ 会津人参白毛<15g>
お徳用サイズをお求めの方は⇒ 会津人参純正粉末<100g>

    本レシピは、平成29年3月10日若松ガスクッキングスタジオで開催された「おたねにんじん講習会」で披露されたものです。波多野シェフおよび主催者の福島県会津地方振興局のご了解を得て掲載させて頂いております。