「高麗人参七効説」は、もとは約二千年前の中国最古の薬物書とされる『神農本草経』に記された薬効を、その後わかりやすく7つにまとめたものであります。
補気救脱(ほききゅうだつ)
元気・活力をつけ、だるさや疲れを取り去ります。 体力増強、疲労回復などに効果があります。
益血復脈(えきけつふくみゃく)
血液を増やし、心臓の負担を少なくし脈の力を回復させます。 冷え性、貧血、低血圧、心臓衰弱、冷房病などに効きます。
養心安神(ようしんあんしん)
神経の働きをよくして、精神を安定させます。 ノイローゼ、自律神経失調症、動悸、不眠などを改善します。
生津止渇(しょうしんしかつ)
体温やホルモンを生み出し、渇きを止めます。糖尿病などに効果があります。
補肺定喘(ほはいていぜん)
呼吸を安定させ、咳をしずめます。喘息、咳やたんなど呼吸器系に良い効果があります。
健脾止瀉(けんぴししゃ)
胃腸の働きを活発にし、下痢や便秘を治します。胃腸病、食欲不振、下痢、便秘、消化不良に効きます。
托毒合瘡(たくどくごうそう)
体内の毒素を出し、できものをなくします。皮膚病、肌荒れ、シミ、ニキビに良く効きます。今風に言えばデトックスです。