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日本人の44%は二日酔い予備軍、高麗人参でもっとお酒を楽しもう!

高麗人参
二日酔いに苦しんでいるあなた!ウコンもいいけど高麗人参を!

二日酔いの頭痛、吐き気、下痢、嘔吐。これに自責の念も加わってホントに嫌になりますね。

一方で、いくら飲んでも二日酔いにならない人もおられ、羨ましいかぎりです。日本のウイスキーの父’マッサン’こと竹鶴政孝氏は、毎晩ウイスキーをボトル1本飲んでいたといいます。

マッサンは85歳で亡くなりますが、死因は肝臓病かと思いきや肺炎だそうです。さすがマッサン!お酒では死なないですね、それにしても強い。

お酒に強いか弱いかは、アルデヒド脱水素酵素2型の活性度で決まる

喉ごし良く体内に入ったアルコールは、胃と腸で吸収され血液に溶け込んで全身に運ばれます。脳や中枢神経を麻痺させて、気持ち良い酔いを生みます。

そして静脈を通って肝臓に回収されます。回収されたアルコールは肝臓で、アルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドは毒性が強く、顔を赤くしたり、動悸、頭痛、吐き気などを引き起こします。そうです、アセトアルデヒドが二日酔いの原因物質なのです。

アセトアルデヒドは、アルデヒド脱水素酵素2型(ALDH2)によって分解され、無害な酢酸になります。酢酸は水と二酸化炭素に分解され、呼気、汗、尿となって体外に排出されます。

日本人の44%は、先天的にお酒に弱い?

アルデヒド脱水酵素2型には、活性度の高いタイプ、活性度の低いタイプ、活性度がゼロの3つのタイプがあります。

お酒に強い人は活性度が高いタイプの酵素を持っていて、アセトアルデヒドの分解速度が速く、気分が悪くなることなく飲むことができます。活性度の低いタイプの人はアルデヒドの分解に時間がかかり翌日も激しい頭痛や吐き気の二日酔いに悩まされます。

どのタイプの酵素を持つかは遺伝によって先天的に決まります。お酒は飲んで吐いて、飲んで吐いて、さらに飲んで吐けば、鍛えられ強くなるってことはなく、後天的に変わることはないとされています。

白人や黒人では、ほぼ100%がアルデヒド脱水酵素の活性度が高いタイプですが、日本人など黄色人種では、活性度の高いタイプは55~57%にとどまります。つまり、日本人の44%の方は酵素の活性度が低く、お酒に弱く二日酔いになりやすいということです。

二日酔いは肝硬変への警告サイン

自分のアルデヒド脱水素酵素2型の活性度を超えてお酒を飲むと、肝臓で処理しきれなかったアセトアルデヒドが、脂肪の分解を抑制するだけでなく脂肪酸の合成を促進する作用を引き起こします。

その結果、肝臓には脂肪が蓄えられて脂肪肝になり、さらに進めば肝硬変と重症化していきます。二日酔いは脂肪肝の予備段階ですので、二日酔いは脂肪肝の警告サインともいえます。二日酔いが続いているあなた、肝硬変になりますよ。

と言われても、働き盛りの皆さんは接待やストレス発散のお付き合いの毎日、一杯がついつい飲み過ぎて気が付けば二日酔い。そんなあなたにオススメしたいのが高麗人参です。

高麗人参は脱水素酵素2型の活性度を高め肝臓を護る

高麗人参のサポニンには、アルコールをアセトアルデヒドに変えるアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒドを分解し酢酸に変えるアルデヒド脱水素酵素を活性にする作用があることが数々の実験で証明されています。

延世大学の朱忠魯博士のネズミの実験

一群のネズミにはアルコール入りの餌を、もう一群のネズミにはアルコールと高麗人参入りの餌を与えて、両群のネズミを比較したところ、高麗人参を与えたネズミは体重の増加率が高かったことが観察されました。

14日後、両群のネズミを解剖し観察したところ、アルコール餌のネズミの肝臓には脂肪がたまっていましたが、高麗人参も摂ったネズミは脂肪がほとんどついていないことを確認しました。

高麗人参にはアルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素の働きを高める効果があると結論付けています。

シン博士のウサギの実験

ウサギに高麗人参の白参と紅参の抽出物を与え、20分後に25%のアルコールを腹腔内投与して、アルコール脱水素酵素の働きを調べてみました。

その結果、高麗人参を与えなかったウサギに対して、高麗人参白参を与えたウサギは31.5%、高麗人参紅参を与えたウサギは62.3%に活性度が増し、高麗人参によって酵素の働きが増加したことが認められたと報告しています。

血中アルコール濃度を抑える

25~35歳の健康な男性25名に対し、飲酒の際に高麗人参を事前に摂った場合と摂らなかった場合で血中アルコール濃度に差があるかどうか実験を行いました。対象者の70%が高麗人参を摂ったほうが血中濃度が30~50%低いことが分かりました。

高麗人参は、アルコールの処理に係わる二つの体内酵素の働きを高め、分解と解毒を促進し迅速に体外への排出を行います。これにより二日酔いを防ぐだけでなく、肝臓への脂肪の取り込みを抑えて脂肪肝や肝硬変になることも防ぎます。

高麗人参はお酒の一時間前に飲むのが効果的

公私ともに何かと付き合いが多い現役世代の方は、お酒を飲む機会も多いことでしょう。また、現役を引退された方は「有朋自遠方来不亦楽乎」などの至福の時には、思う存分美酒に酔いしれたいものです。

そんなときは高麗人参を飲んでおくことをオススメします。翌朝の自責の念でせっかくの美酒を台無しにしないためにも高麗人参を飲んでおきましょう。

一時間前に飲んでおくことが効果的ですよ。